●カルカッシ(M.Carcassi)のギャロップ (Galop)
ギャロップ(駆歩・くほ・早駆け・襲歩)とは、馬術で馬が一歩ごとに足4本全部を地上から離して走る最も速い走法の ことですが、音楽用語の場合は最も速いテンポで演奏するということではないようです。
音楽の場合はテンポの速い4分の2拍子の軽快な舞曲ということで、リズミカルに軽快にくらいの意味のようです。
この曲の場合は、無理して早く弾くよりも全体にスタッカートぎみにしてリズミカルに演奏すると良いでしょう。
ただし、軽快な曲だからといってはじめから速いテンポで練習してはいけません。
はじめはゆっくり確実に弾けるように練習して、確実に弾けるようになってから軽快な感じで弾くようにしてください。
・アウフタクトについて
この曲のように、曲がその拍子の第1拍以外から始まっている場合、それをアウフタクト(弱起)といい、 ほとんどの場合は後のフレーズ(メロディーの1まとまり)も同様に第1拍以外から始まります。
この曲の場合は、タブ譜のVの印の個所がフレーズの切れ目になります。
Vの印の後の最初の音は次の音につなげるように弾いてください。
アウフタクトは、英語の前置詞(in〜,on〜)のようなイメージです。
日本語では弱起と訳しますが、メロディや曲が弱拍や拍の裏から始まるという意味で、 必ずしも弱い音からはじめるというわけではありません。

D.S. al Fine(ダル・セーニョ・アル・フィーネ)は、セーニョにもどってFine(フィーネ)で 終わるの意味。
このタブ譜では、タブ譜作成アプリの都合上「D.S. al Fine」を使っていますが、 元譜は「D.C al Fine(ダカーポ アル フィーネ)」です。

●カルカッシのギャロップの参考演奏動画(楽譜の下にギターの実演動画があります)

●カルカッシのギャロップのタブ譜・楽譜

カルカッシ(M.Carcassi)のギャロップ (Galop)のタブ譜・楽譜

●カルカッシのギャロップの参考ギター実演奏動画

M.Carcassi G-Dur(3)Galop