●:ギターを独学でマスターするか、習うか


一般にクラシックギターをマスターしようとするときは、独学でマスターするか、教室に通って習うかの二通りの方法があると思いますが、近くにギター教室があれば、教室に通って習うことをお勧めします。
ギター教室に通う場合は独学にはない、次のようなメリットがあるからです。


・先生にチェックしてもらえるので、極端に悪い構えやタッチになる可能性が低い。
・音やリズムを間違って覚える可能性もほぼない。
・教室に通ってお金を払うことや先生に聴いてもらうことで、練習のモチベーションを維持できる。
・重奏やアンサンブルをやっている所なら、ギター仲間ができる可能性がある。
・発表会などで人前でギターを弾く機会を得られる。


独学の一番の欠点は、人に聞いてもらう機会がないことです。
親しい人がお世辞で一度くらいは、ちょっと弾いてなんて言ってくれることはあるかもしれませんが、 二度目はないでしょう。
ギター初心者が弾くつっかかり、もっかかりの演奏を何回も聞いてくれる人なんていやしません。
その点、ギター教室の先生は、ギター初心者が弾くつっかかり、もっかかりの演奏を何回も真剣に聞いてくれるのです。
しかも、アドバイスまでしてくれるのですから、一か月に数千円の月謝は高いものではありません。


地方だとギターを習いたくても近くにギター教室がない人もいるでしょうが、独学でクラシックギターをマスターすることができないわけではありません。
独学でクラシックギターをマスターした人は沢山いるし、ほとんど独学でプロになった人もいるので、独学でギターをマスターするのもありですが、独学の場合は気づかないうちに変な癖がついたり、リズムやテンポが自分よがりになる事があるので注意が必要です。
最近はネットでプロのギタリストの演奏動画などを見ることができるので、独学でクラシックギターをマスターするのなら、ネットの動画などをフル活用したほうが良いでしょう。