●:エレキギター以外のギターの種類や特徴


電子装置を用いない(直接音量の電気的な増幅をしない)主なギターは、ガットギター、クラシックギター、フォークギター、アコースティックギター、フラメンコギターと呼ばれるものがあります。


ヤマハ クラシックギター CG192S YAMAHA

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価格:56,160円(税込、送料込)

この内、ガットギターとクラシックギターは、普通は同じギターを指します。
昔はギターの弦にガット(動物の腸)を使っていたので弦にガットを使っているギターをガットギターと言っていましたが、現在はガットの代わりにナイロン弦が使われるようになったので、クラシックの曲が弾かれることが多いナイロン弦のギターをクラシックギターと言うようになったようです。
クラシックギターの低音弦は、一見すると鉄弦のように見えますが、ナイロンの束に金属線を巻きつけてあります。
クラシックギターだからと言ってもクラシックの曲だけでなく、ポピュラー音楽や演歌などにもよく使われます。


フォークギターとアコースティックギターも普通は同じギターを指します。
フォークギターは、フォークソングが流行したころに、フォークソングの伴奏用に使われたギターで、クラシックギターと違い、普通はナイロン弦ではなくスチール(鉄)弦を使います。
最近はフォークソングがあまり歌われなくなったり、フォークギターで歌の伴奏ではなく、 メロディーと伴奏をいっしょに弾くソロ曲をする人が多くなったので、フォークギターと呼ばずに、アコースティックギターという呼び方が一般的になっているようです。
楽器の場合のアコースティックは電子装置を用いない楽器のことを意味するので、クラシックギターもアコースティックギターとも言えますが、ナイロン弦のギターとスチール(鉄)弦のギターを区別するために、ナイロン弦のギターをクラシックギターと言い、スチール(鉄)弦のギターをアコースティックギターと呼ぶのが一般的です。
アコースティックギターはクラシックギターと弦が違うだけでなく、指板やネックがクラシックギターよりも細く、フレットの数や糸巻きの構造も違います。
楽器の奏法も鉄弦の特徴を生かした独特の奏法があります。また、 クラシックギターよりも指板の幅が狭くなっています。
音を直接電気的に増幅できるピックアップが付いていてるものもあります。